わたしたちの研究資料の紹介

 

①ユニット型特養の『近接』の研究

 

ユニット型特養だけに、共同生活室と居室の配置に関する『近接』基準が課せられています。

この基準によって、自由度の高い設計はできません。

 *詳しくは下記のPDFファイルをご覧ください。  

   ≪01_z/kinset_1.pdf≫をclick

 ようは・・収容所型(一部の家族会の方が命名)と言われるプランならば、簡単に手早く設計できますが、

わたしのようなスタイルは大変ハードルが高くなります。

 しかしながら、この規定は一体誰のために存在しているんでしょうか?わたしはあくまでも利用者の為に

存在して欲しいと考えます。

 また、制約も各自治体でばらつきがあるので、とにかく各自治体と、よくよく協議する必要があります。

 

 ここで、一風変わった自治体の基準を紹介します。

 *≪01_z/tochigi.pdf≫ 詳しくは右記のPDFファイルをご覧ください。

 施設環境ではなく住環境を基準として考えられており、とてもすばらしいと思います。

 

 

②『個室トイレ』の検証

 

有料老人ホームやサ高住には個室トイレの設置義務はありますが、特養や認知症GHにはありません。

そのため、特養・GHでは共同便所を分散しているのが一般的ですが、私たちは以下の理由で個室便所に

こだわっています。

ⅰ:高齢者の排泄はタイミングが重要です。排泄の自立を支援するためにも個室トイレは必要と考えます。

ⅱ:居室から共同便所までの道中で転倒骨折の危険があります。

  実際、GHに入所しているわたしの母が明け方にトイレに行くときに転んで圧迫骨折をした苦い経験があります。

ⅲ:個室トイレは施工費が高くつき、面積も必要と考えている事業者の皆さんが多いのではないか?と思います。

  しかし、実際はそんなことはないと検証した資料を紹介します。

  *≪01_z/toilet_1.pdf≫ 詳しくは右記のPDFファイルをご覧ください。

 

あとがき ー これから特に、特養では重度化が進みます。(要介護3以上ないと入居できない)

       今後、どのような対応をすべきか?よくよく考える必要があります。

       その中でも利用者の尊厳は絶対に守らなければいけません。

 

 

 

③『お風呂』の考え方

以前私は生活リハビリに傾倒するあまり、個浴にこだわりすぎた部分がありました。

しかし、特に特養での重度化が課題となった時、事業者スタッフと様々な施設をめぐり意見を

交換して、バランスの良い計画を考えました。

  *≪01_z/yokushitsu.pdf≫ 詳しくは右記のPDFファイルをご覧ください。

 

 

 

④高齢者施設の流れ(歴史)と特徴

行政措置の時代から、社会保障制度が大転換したときに、施設の考えも180度・・がらりと

変わりました。それを分かりやすく説明した資料を紹介します。

  ≪01_z/nagare_1.pdf≫  詳しくは右記のPDFファイルをご覧ください。