介護施設の特徴

     

   主な介護施設の特徴

  入居条件 運営 認知症対応 形態 トイレ 費用
特別養護老人ホーム 要介護3以上 公益法人

  〇  

(但しユニット型)

個室・多床室 個室トイレ基準なし 安い(特に多床室)

地域密着型特別養護

老人ホーム

要介護3以上

(住民票有の自治体)

公益法人 個室 個室トイレ基準なし 安い(特に低取得者)

認知症

グループホーム

要支援から

(住民票有の自治体)

公益法人

民間

個室 個室トイレ基準なし 普通

※認知症グループホームは、9人1ユニットのため、認知症に必要な個別ケアにふさわしい施設です。ただし、民間会社でも経営

 できるため、ケアの質のばらつきがかなりあり、玉石混合というところでしょうか?

 グループホームと小規模多機能施設は外部評価が義務づけられており、情報公開されているので一番安心かもしれません。

 また、介護スタッフが一番多いのも特徴です。

介護老人保健施設

要介護1以上

公益法人

医療法人

(但しユニット型)

個室・多床室 個室トイレ基準なし 普通

※入所日数の決まりはありますが、事業者の工夫で長期に入所することも一般的です。

ケアハウス 自立~要介護3程度 公益法人

(事業者次第)

個室 個室トイレ基準あり 普通

※自立~要支援の一人暮らしが不安な方におすすめです。

介護付有料

法人ホーム

自立~要介護3程度

民間

公益法人

医療法人

個室 個室トイレ基準あり 普通~高い

※主に民間企業が経営をしていますが、大手企業から中小企業までまちまちで、すべてに対して差があります。

 たとえば、主に地方では、建物をとにかく安く作ることを考えている施設がよく見られます。もちろん『住環境』『外観』も

お粗末でチープですが、利用料も安く抑えられているのが一般的です。

 逆に都会では、大企業により経営されている超高級な有料老人ホームがあります。エントランスホールは高級ホテルのような

高級感があり、素晴らしく立派なのですが、個室などの個人が使用するところほどチープなつくりになっていることも

あります。

ようは、普段使わない豪華な部分で引き付けて利用者の満足感を刺激して、高い利用料を取っているのではと考えます。

ようは両極端なのが有料老人ホームと考えてよろしいかと思います。それから、認知症対応には難しいと考えます。

住宅型有料

老人ホーム

自立~要介護2程度

民間

公益法人

医療法人

× 個室 個室トイレ基準あり やや高い

※介護が必要になると、ケアプランを立てて訪問介護行うシステムなのですが、重度化になると介護保険内に収まらないので、

 自己負担額が増えることになります。また、介護付き有料老人ホーム以上に認知症の対応が難しいと考えます。

サービス型

高齢者住宅

自立~要介護2程度

民間

公益法人

医療法人

× 個室 個室トイレ基準あり やや高い

※この施設は先ほど住宅型有料老人ホームと同じシステムですが、病院や公益法人が経営している場合、様々な施設があるため

 利用者の状態で選択肢が広がることが特徴です。