多目的ホールを中心に、ＧＨ２ユニットを翼型に配置している。
一つのＧＨは中廊下を広くとり、廊下の天井にはトップライトを配した。光あふれる昔懐かしい長屋の路地空間を再現している。そこの空間には利用者同士が談笑している風景がみることができた。
もう一つのユニットは見守りが容易な、一部ホール型として計画した。

２ユニットが一体型となったこの建物では、一方のＧＨで落ち着きがなくなった利用者が、長い廊下を歩いて隣のＧＨに遊びに行く光景がみられる。
その利用者は隣のＧＨでお茶をご馳走になり歓迎されることで、落ち着いた表情で帰ってくるという。