きのこ老人保健施設は1ユニット20人の施設であった。 本計画はそのユニットを10人のグループに分けるというものである。これは当時の日本では、初の既存改修ユニット化工事であった。ユニット化にあたっては、施設長を中心に、全てのユニットリーダーと共に何回もミーティングを重ねて設計を行った。 途中紆余曲折があったが、現場の声を大事にすることを大前提に進められた。 工事としては木製の柱をベースに様々工夫を凝らし必要最低限の設備工事になるようした。結果コストも比較的下がり、同時に家庭らしさも演出できた。