この家は岡山市の中心部に建てられた。敷地の間口は5,3メートルしかなく、また、敷地の周辺にはビルが立て込んでもいる状態であった。 敷地がうなぎの寝床状態なので、建物の中心部に凹をつけて、通風と採光がゆきとどくように考え、外観の道路側に面しては、バルコニーを設けるとか、様々工夫してビル特有の平滑で退屈な表情を極力押える設計を行った。