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設計実績

特別養護老人ホーム 新きのこ荘
 /特養・老健・ケアハウス

岡山県井原市木之子町
鉄骨造3階
4,612㎡ 1,395坪
令和2年2月竣工
社会福祉法人 新生寿会

 
 

1980年代に建てられた旧きのこ荘は、従来型の建物を職員の手で工夫しながら、個別的ケアに長らく取り組んできた施設である。
旧きのこ荘の老朽化を受け、その歴史を継ぎ今回新たにユニット型特養として生まれ変わった。
既存のケアハウスきのこセイモンの隣、田園風景を広く望む敷地に新築した。

立面の特徴としては、単調の箱にならないよう、ユニット毎に豊かな4つの表情を持たせてた。

この施設の特徴は、各ユニットに12畳程度の第2共同生活室をつくった事にある。 共同生活室と個室のみで構成されたユニット内では、入居者の生活環境が単調になりやすい 第2共同生活室を設ける事で、入居者の生活が広がりより豊かなものになるよう目指した。 例えば他の入居者がいるメインの共同生活室や限られた広さの個室ではしづらい事家族を呼んだ食事会などが気軽にできるようになる。
第2共同生活室は明るい2面開口とし、明るく開放的な空間で多様な生活を送る事ができるよう配慮した。