こうのしま介護老人保健施設は、典型的な多床室・従来型の高齢者施設を、入居者にとって居心地の良い空間になるように改修した。 多床室の中には木製の簡易間仕切りを設けプライバシーを確保しつつ、障子等で光を透過させ廊下側のベットの居住性にも配慮している。 さらに1フロアに生活単位（ユニット）を２つつくった。各ユニットには食堂・リビングを設け、キッチンを新設し家庭らしい生活が送れるよう考慮している。昔の典型的な高齢者施設にみられる集約型のトイレや浴室は解体し、使いやすさや動線に配慮して1フロアに2～3ずつ分散配置した。